ロッキンバードはむせび泣く

音楽を中心として好きな物について語っていきます。

聴かず嫌いの名曲選♯3 ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ アナザーファーストキス

さて今回もAIが選別してくれた曲をご紹介させていただきたいと思います。

 

改めてこうして集めてみると私が良いと思った曲は何となく傾向が似ているなと感じますね。(AIがそういうのを選んでいるのでしょう。)

 

 

ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ アナザーファーストキス


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        ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ

 

1982年ニューヨークブルックリンにて結成。

かなり長いキャリアなんですね。

 

例によって私は彼らについての知識は全くなく今回初めて知りました。

 

調べてみると見かけやその音楽性とは裏腹にあの90年代のオルタナシーンを生きてきたグループのようです。(もちろんあのがつがつとしたメインストリームではなく、その裏側でひっそりとやってきたようですが。)

色々調べてみると歌詞に特徴がある方々のようですが、残念ながら正直ニュアンスまでは測りかねる部分があります。

 

この曲は2001年にリリースされている曲のようですが、ネット上でも情報量が少なく、

細かい情報は得られませんでした。

 

どうやら「ミンク・カー」というアルバムに収録されている1曲となるようです。

 

さて曲調はというと、70年代の日本のフォークを彷彿とさせるような哀愁であふれていますよね。

展開もメロディもいたってシンプル。シンプルだからこそノスタルジックな点が協調されているような気さえします。

聴けば聴くほど日本のフォークデュオとしか思えなくなってしまいます。

 

他の曲も載せときます。

 

ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ ザ・コミュニスツ・ハブ・ザ・ミュージック


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この曲なんかはオルタナ感が感じられますよね。

それにしても曲調・サウンド共に耳障りがよく、日本人にはとってもなじみやすい感じがしますね。とても聴きやすいです。

 

恐らく自分からレコード屋に足を運んで購入する事はなかったかと思いますが、

こうして出会えた事は何かの縁のような物を感じます。

 

もしこのバンドについて色々ご存じの方がいましたら教えてくれたら嬉しいです。

 

ではまた!

 

 

 

聴かず嫌いの名曲選#2 ブルーストラヴェラー Most Precarious


前回からアップルミュージックが選んだ名曲をピックアップしているのですが、タイトルを一部変更致しました。

こちらの方がより内容が分かりやすいかなと思いまして。。

 

ところで、自分の今まで知らなかった名曲を見つけた時はとてもテンションが上がりませんか?

何か新しいおもちゃをもらったような気持ちだったり、もしくは古い友人に会った時

のような感覚だったり。

まだまだ世の中には良い曲が沢山あるんだなあと再認識しています。

 

さて今回紹介するのはブルーストラヴェラーというバンドの「Most Precarious」と言う曲です。

 

今回もアップルミュージックが選曲した1曲で曲もバンドの存在も知りませんでした。

 

 

ブルーストラヴェラー Most Precarious


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ブルーストラヴェラー

1987年、ニュージャージー州プリンストンにて結成。

1990年のデビュー以降現在まで活躍しているアメリカのロックバンドです。

ボーカル、ブルースハープのジョン・ポッパーを中心とした骨太のブルースロックバンドといった感じでしょうか。

 

この曲、出だしの曲調はアップテンポで南国っぽい雰囲気から、スっと入り込めます。

出だしのボーカルはおとなしめなのですが、曲が進むにつれて徐々に迫力を増してきます。

そこから超絶技巧のブルースハープソロと続きエンディングに向けてパワフルなボーカルが続きます。

 

私が思うこのバンドの特徴は、ブルースロックを基調とした中にもメロディアスな曲調、そして畳みかけるようなパワフルなボーカルにあると思います。

そしてバンド全体の演奏力も高く、まとっている空気感でいえば、レーナードスキナードやオールマンブラザーズバンドと近いのかなと思います。

 

 

ちょっと話はそれますが、私が学生の頃(今から30年近く前)にコンビニでバイトをしていた時に、有線で気になる曲がかかっていました。

その当時ラジオなどでもかかっており、そこそこのヒット曲だったかと思います。

しかし今と違い情報量も少なく、結局誰のなんていう曲かもわからないまま時が過ぎ、

すっかりこの曲の事は忘れていました。

 

しかし今回このブルーストラヴェラーを調べていてようやくわかった訳です。

 

ブルーストラヴェラー Hook


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ずっと気になっていた曲はこのブルーストラヴェラーのHookという曲でした。

まさか今回またこの曲に出会えると思っていなかっただけに、驚きと不思議な思いを感じています。

この曲は1994年リリースの4枚目のアルバム「Four」に収録されているシングル曲で

彼らの代表曲の一つ。

メランコリックなコード進行と白人らしからぬブルージーなボーカルが印象的な曲です。

当時はレゲエバンドかなと思っていたのを思い出しました。

 

 

30年弱の時を経て、AIによって導かれたこの再会にとまどいながら、

音楽の素晴らしさを噛みしめている次第です。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聴かず嫌いの名曲選#1(ケーク レットミーゴー)


以前の記事にも書きましたが、アップルミュージックを利用し始めてから普段中々聴かない音楽を聴く機会が増えたような気がします。

 

聴かず嫌いの傾向がある私にとっては、音楽の幅が広がり音楽の良さを再認識している今日この頃という感じでしょうか。

普段は好きなアーティストの曲を何度も繰り返し聴くスタイルなのですが、アップルミュージックでは「○○さんのステーション」という物があって、勝手に曲を選んでくれるんですね。

恐らく過去の視聴履歴などから関連性のある楽曲を選定しているのですが、そこでは聴いた事の無いバンドや曲がピックアップされて新しい発見ができる機会となっています。

 

今回は自分の備忘録の意味も込めて、突然流れてきて「かっこいい」と思った音楽を紹介していきたいと思います。

すでにその曲を知っている人にとっては「なんだ、こんな有名な曲も知らんかったのかっ?」と思われる事があるかも知れませんがそこはどうか生暖かい目で見守って頂けたらと思います(笑)。

 

では早速。

 

 

CAKE Ⅼet Ⅿe Go


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let me go

 

私はこのバンドについては全く知らなかったのですが、調べてみると90年代から活動しているオルタナティブバンドなんですね。

恐らくもっと有名な曲があるんでしょうが、先に述べている通りアップルミュージックが選んだ曲という事でご了承下さい。

 

私の印象としてはシンプルな楽曲ながらも骨太な感じもあり、なおかつ気取らず力の抜けた演奏・ボーカルがとても良いと思いました。

また、サビのメロディもベタといえばベタですが何となくメランコリックな感じもあり良いかと・・・。

ギターも独特なリフで飽きさせずに楽曲全体を彩っていますよね。

こういうシンプルなのに聴かせる事のできる楽曲を作れるのは実力があるんだろうなと感じます。

 

調べてわかった事ですが、このバンドはトランペットがメンバーに入っているという珍しい形態なんですね。

確かにソロで流れるトランペットはどこか郷愁を誘うようなサウンドとなっていて特徴的だと思います。

アルバムジャケット、バンドロゴもかっこいいですよね。

 

 

知識が無い中での論評となってしまいファンの方が見たらどう思うかはわかりませんが、何卒ご了承下さい。

 

今後も「聴かず嫌いの備忘録」という形でジャンルを問わずいいなって思った曲を紹介していきたいと思います。

知っている方にとっては「何をいまさら」と思うかも知れませんが、どうか生暖かい目で。

 

ではまた!

 

 

ジミーペイジの魔法〜DADGADチューニングについて

ハードロックを聴き始めて、早、うん10年。

激しいリフやテクニカルなギターソロ。それこそがハードロックだ。

と自分の中で勝手にそう決めつけていました。

 

レッドツェッペリンの「カシミール」が収録されているのは「フィジカルグラフティ」という2枚組のアルバム。

これはツェッペリン6作目のアルバムで、個人的にツェッペリンの中で最も好きなアルバムのひとつです。

 

学生当時初めて聴いた時はなんだかパッとしない印象だったのですが、聴けば聴くほど魅力を感じる事ができるそんなアルバムですね。

ツウ好みみたいな。

 

そこに収録されている「カシミール」という曲は凡そ私が思うところのハードロックの常識から外れておりまして、

まず8分30秒という長尺。「天国への階段」も長いですが、それよりも30秒ほど長いです。

そしてギターソロは一切無し。これでもかっていう位のリフが延々と続いていく…。

 

 

この単調ともとれるギターリフに独特な魅力を与えている秘密は「DADGAD」というチューニングにあります。

 

これはギターのオープンチューニングの一つで、通常のギターチューニングに対し、6弦D

 5弦A  4弦D  3弦G  2弦A  1弦Dに最初から変えているチューニングの事を言います。

それぞれのキーを指してDADGADと呼ばれている訳ですね。

 

 

そしてこのチューニングにより曲全体がエキゾチックな雰囲気に変容を遂げています。

私のイメージとしては長い長い砂漠を歩き続けているような感じとでも言いましょうか。

中東とかアラブとかそんなイメージが近いですかね。

 

8分30秒という長い曲なのに長さを一切感じさせず、聴き終えた後は何か一作の映画を見た後のような充実感すら覚えます。

 

まさにジミーペイジの魔法ですね。

 

私の音楽の概念を吹っ飛ばした曲のひとつです。

まだ聴いたことが無い人は是非聴いてみてください。

 

ではまた!

 

 

 

シティポップ考察

 

今から2〜3年くらい前からでしょうか。

 

一部メディアで「シティポップという音楽が一大ムーブメントを起こしている。」と話題となり始めました。

 

最初は何の事か良くわからなかったのですが、

よくよく聞いてみるとYouTubeなどを通じて日本の80年代ポップスがシティポップと呼ばれ海外から再評価されているとの事。

 

特に人気があるのは松原みき山下達郎竹内まりや大瀧詠一などなど。

往年の面々が名をつらねているではありませんか。

 

 

どうやらシティポップというのは、ジャズやフュージョンをベースとした都会的な雰囲気のサウンドといった感じのようで、

ちょうど2年ほど前にYouTuberの、みのさんがシティポップについて動画をアップしております。

参考までに。


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そして現在のシティポップの代表格である松原みきの「真夜中のドア」


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まあこの時代の日本の音楽が世界に評価された事はそれはそれでとても嬉しいですが、ちょっと不思議な感じもしております。

今はもう亡くなってしまった松原みきも恐らくこの状況は想像だにしてなかった事でしょう。天国で戸惑っているかも知れません。

 

 

 

ただ冷静に考えると同時の日本の音楽(作曲・アレンジ等含め)は確かに相当レベルが高かったんだろうと思えます。

今聴いてもかっこいいし、タイトだし、うまいし・・・。

 

そこで日本のポピュラーミュージックのレベルの高さを考えた時に、その原点は一体何かと考察してみると、意外な日本の特殊事情が関係しているという事に気づきました。

それは、今から約80年前、日本はアメリカとの戦争で敗れ、戦後はアメリカの占領化に置かれていましたという点です。

 

そしてその占領政策によってアメリカの管理の元で日本社会は成り立っていて、

そこでは恐らく、現代の日本人が考える以上にアメリカ文化の影響が色濃く反映されていたのだと考えられます。

 

当然音楽も同様で、ジャズ、ロックなど様々なアメリカ音楽が日本人に浸透していったのでしょう。

 

よく昔の日本のミュージシャンが駆け出しの頃、米軍基地で演奏していたっていう話聞きますよね。

 

なんとなく当たり前に思っていましたが、世界的にみてそんな環境にある国は、日本くらいじゃないでしょうか。

日本人は何気に肌感覚でアメリカ文化を吸収していた訳です。

 

 

 

話は変わりますが、先日近くのショッピングモールへ行った際に、タワレコを久しぶりに覗いてみると、そこには「ナイアガラトライアングル」がドーンと陳列されておりまました。

 

「ああ、やっぱりそうなんだなあ」

 

大瀧詠一福生45スタジオもまさに米軍ハウス改造して作られたスタジオ。

 

気が付けば私は今後世界で流行するであろう日本の音楽について思いを馳せていました。

 

ユーミン、80年代アイドル、筒美京平・・・。

 

 

私は一人ほくそ笑みながら心の中でささやいておりました。

 

 

「意外なルーツを持つ日本の音楽に敬意をこめて。」

 

 

 

皆さんはどう思いますか?

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

キングクリムゾン「Red」の世界

先日文芸YouTuberムーさんがやっている、キングクリムゾン「Red」の楽曲分析動画を見ました。

 

このムーさんがやっているチャンネルでは音楽に限らず、文学や語学など様々なジャンルについて深く語っておりとても興味深く拝見しております。

 

又楽曲分析では、menonさんという絶対音感を持ち合わせたキーボーディストが、聴音してその場で演奏を交えて説明してくれております。(この才能はすごい!)


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この「Red」という楽曲はクリムゾンの代表的な曲ですが、独特な音使いと展開で、ややもすると人に不安感を与えるような楽曲ですが、それと同時に普遍的なかっこよさを持ち合わせています。

 

そんな「Red」をムーさんがmenonさんの耳コピからの演奏を元に独自の音楽理論で解説してくれている訳ですね。

 

 

分析によるとどうやらこの曲の軸としては、「オクタトニックスケール」というものを中心として構成されているよいう仮設で説明は進んでいきます。

 

オクタトニックスケールとはこの動画の中では8個の音から構成されている音階(なおかつ基準となる音から半音・全音を繰り返しながら積みあがっていく音の構成)との事。

各セクションがそのスケールを軸に作られているという見解です。

 

私はどちらかと言えば、直感的に音楽を楽しむ人間なので、このような分析はとても新鮮で興味深い印象でした。(半分以上は理解できませんが(笑))  

 

ただ音楽理論を理解できなくてもこの曲は、一聴すると混沌としている中に、一定の法則で奏でられたパワフルなリフ、幾何学的な展開、そして猛烈な熱量とドラマティックさが共存するような楽曲であると私は感じます。

近代のロック・ポップ音楽の中でも唯一無二な楽曲ではないでしょうか。

(でも周りに共感してもらえる人が少ない・・・。)


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キングクリムゾンというバンドは不思議なバンドです。

 

ファーストアルバムの「クリムゾンキングの宮殿」はロックのバイブルの一つでもあり、名盤ではありますが50年ほど活動した中で、オリジナルメンバーはロバートフリップただ一人。

根強いファンがいる事は間違いありませんが、商業的な大成功を収めたかというと

疑問符が残るのではないでしょうか。

 

一般的にはロバートフリップによる独裁的なバンドと思われている部分が多いかも知れませんが、今回ムーさんの動画を見ると印象が少し変わります。

 

クリムゾンというのは非常に珍しい動物でね。

商業が介在する世界で動きながらも商業の世界に制限されない。

確かに商業に束縛はされるが、そこに仕えてはいないんだ。

 

ロバート・フリップ

 

彼はクリムゾンという生き物を継承する為に

敢えて独裁者となり責任を全うしてきたのかも知れません。

 

キングクリムゾンというのは生き物

 

 

だそうです。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

これからの「時代」について

久しぶりに記事を書きます。

 

1月から仕事の環境が変わりちょっとバタバタしておりました。

ブログは続けていきたいと思っていますので引き続き興味ある方は何卒よろしく是非よろしくお願いいたします。

 

今、世の中は大変な事になってますね。

今後どこまで自分に影響が出てくるかどうかはわかりませんがどうか何事も無ければと願うばかりです…。

前回書いた記事が「年の瀬に聴きたい音楽」というテーマで中島みゆきの「時代」を取り上げました。

あれからはや3ヶ月ほどが経っていますが、世のニュースからはまさに繰り返される「時代」を痛感させられる次第です。

 

ちょっと前になりますが2月23日はそんな中島みゆきの誕生日でした。

もう70歳を迎えたそうです。歌声は相変わらず素晴らしいですよね。

 

先日SONGSで中島みゆき特集が放送されておりました。

 

内容は最後の全国ツアーの密着ドキュメントで、そこでは普段あまり見ることができない映像が見ることができてとても興味深く見させて頂きました。

ただ、残念ながらちょうど例の感染症の影響でコンサートは中止となってしまい、敢え無く密着も中止となりました。

このコンサートは私も行きたいと思っていたので本当に残念です。

 

さて、これから一体どんな「時代」が待っているのでしょうか。

 

やはり時代は廻り、そして巡る、

 

年末に書いた記事はそこまで意識した訳ではありませんが、それがこの世界の本質のようです。

 

ただ、私が好きなこんな言葉があります。

 

人間万事塞翁が馬

 

ありきたりな諺ですが、何がどう転ぶかはわからないと思っています。

特に色々辛い時はそう考えていくしかないですよね。

 

「好きな音楽聴いて、好きな酒を飲む」

今これが出来ている事をかみしめて

 

まあ前向きにこれからも生きていきましょうか。

 

ではまた!