ロッキンバードはむせび泣く

音楽を中心として好きな物について語っていきます。

過小評価されてる男たち♯1 アンディ・サマーズ ザ・ポリス

あくまで個人的にな考えになるのですが、こんなタイトルの記事を書かせて頂きました。

 

実際には過小評価の基準は無いわけで、主観の話になんですがね。

私自身が「この人すごいけど、あんまり話題に上らないなあ」と思う人を、勝手に

あげさせて頂くだけですので、ご了承いただけたらと・・・。

 

まあそんな中でも共感して頂ける方がいればうれしいかな、という所です。

 

 

 

今回あげさせて頂くのはザ・ポリスのギタリスト、アンディ・サマーズ。

 

ポリスといえばスティングを擁する世界的スーパーバンド。

後々まで影響を与え続けている不世出のバンドである事に異論と唱える人は少ないでしょう。

 

しかし、スティングは知っていても、他のメンバーの名前を知っている人は少ないのではないでしょうか。

ましてや、バンドにおけるギタリストともなれば、本来であればボーカルをも凌ぐ指名度があるという物。

しかしアンディサマーズの知名度はあまり高くないような気がします。

彼の音楽キャリアは古く、アニマルズのレコーディングにも参加と超実力派のゴリゴリのミュージシャン。

実際にスティングより10歳年上なんですよね。

 

さて、彼の知名度を探るに、試しに2011年のローリングストーン誌が選ぶ【最も偉大な100人のギタリスト】を見てみました。

なんと順位は85位。

同じくローリングストーン誌が選ぶ【歴史上最も過小評価されている25人のギタリスト】というのもあったのですが、そちらにいたっては圏外。

アメリカならではの独特な選考基準もあるとは思いますが、正直これは予想の上を

いっておりました。

 

しかし皆さん一度しっかり考えてみて下さい。

ポリスの代表曲である「エブリー・ブレス・ユー・テイク」や「ロクサーヌ」。

印象的はのはイントロのリフでありカッティングでは無いでしょうか。

まさにあのサウンドを構築したのは外ならぬアンディサマーズだと言えるでしょう。

 

彼のギターの特徴の一つに、ディレイ・コーラス・フェイザーなどのエフェクターを多数用いている点が挙げられます。

これは80年代以降のギタリストに大きな影響を与えました。

 

又ジャズへの造詣もあり深い音楽的素養を持ち合わせているプレイヤーでもあります。

80年代初期、パンクロック全盛期のあの時代において、あのサンドは異質だったのではないかと想像されます。

又、彼の代表的なギターである、1963年製サンバーストの改造テレキャスター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うーん。絵になりますね。

 

まさに後世まで引き継がれるサウンドの原点かと思います。

 

では、なぜ彼があまりギタリストとして過小評価(一定の評価はされているので、目立たないとでも言うべきか)されているのかといえば、あくまで私見ですが、自分が目立つ事ではなく楽曲としてのクオリティを上げる事に徹底していたからではないかと思います。

 

スリーピースというバンド編成の都合上、それぞれのパートの持つ意味はおのずと大きくなります。

 

ポリスというバンドにとって必要だったのは、自分が目立つような派手なギターソロなどでは無く、楽曲全体のクオリティだった。そこから生み出されたのが、彼のギターサンドやプレイスタイルだったという事なのでしょう。

どちらかといえばプロデューサーに近いかも知れませんね。

 

 

では最後にやはりこの曲でお別れしましょうか。


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ではまた。