ジョンレノンの変態性について
皆さんこんにちは。
今日もジョンレノンについて語っていきたいと思います。
世間の人が持っているジョンレノンのイメージって何ですかね?
恐らく一番多いのが「愛と平和」を歌う平和の象徴としてのイメージが強いのでは無いでしょうか。
「パワートゥザピープル」や「ギブピースアチャンス」のような反戦ソングを歌い、
極めつけは「イマジン」のような全世界へ愛のメッセージを送る存在。
普段あまり音楽に興味がなく、普通の生活をしている人にとってはきっとそんなイメージが強いのではないかと思います。
そんなイメージを決して否定する訳ではありませんし、とても素晴らしいジョンレノンの功績だと思っています。
ただ、中学2年からビートルズを聴いて早30年以上がたち、完全にその音楽性に憑りつかれてしまった私にとってのジョンレノンとは、もっと人間臭く、ロックンロールを愛する若者であり、そして音楽に関しては類まれなセンスを持ち合わせ、人と違う事を
やり続けていた、そんな存在なのです。
そんなジョンに対し大いなる敬意をこめて変態という言い方をしている訳ですが・・・。
ちょっと話がそれてしまいましたが、結局の所ビートルズをはジョンの類まれなる個性
が炸裂したバンドだと私は思っているんですね。(もちろん4人全員が個性的である事は言うまでもありません!)
そんなジョンの個性が炸裂したのは中期以降が特に顕著だと思います。
中期以降はポールやジョージの曲作りがどんどんハイレベルになっていき、数々の名曲を生んできました。
しかし、ジョンはそれをあざ笑うかのように実験的なサウンドを作り続けます。
「リボルバー」においては「トゥモローネバーノーズ」のサイケでそれこそ変態的なサウンドづくりや、「サージェントペパー・・」の「ルーシーインザスカイウィズダイアモンズ」「アデイインザライフ」といったおよそレコードのセールスには繋がらないような実験的な曲を作っています。
これは恐らくポールの存在が大きかったのではないかと思っています。
どちらかといえばポールは中後期においてもポップでキャッチ―な曲作りをしているので、そのアンチテーゼとしてそういう曲を作ってきた部分もあるでしょうね。
そうはいっても「アイアムザウォルラス」のような100年経っても変わらない曲を
つくる事はジョンレノンではない限りできないでしょうね。
だから、恐らくビートルズの曲には変わらない何かがあるのです。
試しに同時代の曲を聴き比べてみて下さい。恐らく他のバンドは古さを感じるのではないでしょうか。
決して「古い=悪い」ではありません。一定の時代を感じて懐かしさや郷愁を感じる事だできるので、それはそれで素晴らしいと思います。
ただビートルズはその時代感をあまり感じないんですよね。不変というかなんというか・・・。
それが長年に渡って愛され続けている理由かと思います。
いかがでしょうか。前々回までポールについて書いてきたのでポールって改めてすごいなと思い、ジョンについても自分なりに深堀してみました。
もしかしたらあまり音楽に興味がない人にはわからないかもしれないですけどね・・。
アルバム「リボルバー」から「アイムオンリースリーピング」カバーです。
ではまた!