ニルヴァーナが変えた世界②
皆さんお元気でしょうか。
以前にも書きましたが、今回もニルヴァーナについて語りたいと思います。
ニルヴァーナって独特の存在ですよね。
メタル系の音楽って一般の方々からすると一緒くたにされがちですが、実際には天と地ほどの違いがあると思います。
ニルヴァーナはジャンルでいうと、グランジとかオルタナティブとか表現されますが、そんな中でも実際には個々のバンドで色々特徴があるものです。
ここで私が考えるニルヴァーナのジャンルではないですが、表現したかった物は何かって考えると、それはブルースではなかったであろうかと勝手に思っています。
言葉の定義はさておき、ここでいう私が考えるブルースとは、「抑圧された感情を音楽で表現する」という部分です。
ニルヴァーナのサウンドは全体的に明らかにヘビーで歪んでいますが
(本人は:ブラックフラッグとブラックサバスにかき回されたナックとベイシティローラーズみたいなバンドと表現)、
本質はサウンドよりも歌唱力・歌詞・表現力がメインだったのではないかと私は思っています。
その証拠といってはなんですが、「MTVアンプラグド・イン・ニューヨーク」では、
生演奏が中心であったにも関わらず、多くの人に絶賛され、名盤と評されています。
そこではデヴィッドボウイの「世界を売った男」やレッドベリーの「ウェアーディドユースリープラストナイト」などが演奏され、まさに
ブルースを体現しているのではないかと思っています。
どっちのニルヴァーナがいいという訳ではありませんが、根っこの部分ではそういう部分があったのではないかと思います。
(バンドの本質とサウンドメイクは違う物だと思いますので・・・)
でもやはりアルバム「ネバーマインド」はそうは言っても世の中をひっくり返すアルバムだったと思いますし、「スメルズライクティーンスピリット」によりロックは激変した事は言うまでもありませんが。
もしカートが生きていたらどんな音楽をやっているんでしょうかね・・。
そんな事に思いを馳せながらこの文を書いている次第です。
今回はそのスメルズライクティーンスピリットをカバーしました。
実際に演奏してみるといろんなギミックがみえてきますね。
ではまた!